文科省が打ち出す教育改革にはこれまでフォーカスされてこなかったが、今現在必要とされている力(未来では無く世界的には今)を育てるという理念が打ち出されています。
問題解決能力、批判的思考(クリティカルシンキング)、クリエイティブイノベーション(創造性)、コミニケーション、コラボレーションがこれまでの基礎学力にプラスして必要だとされています。そこには今注目されている「非認知能力」の分野も含まれています。「学力の経済学」という本でも取り上げられていましたが、「非認知能力」を育てた幼稚園出身者が他と比べて収入が高かったりや問題行動が少なかったりするという研究が取りあげられ話題になりました。「非認知能力」が将来の成功には必要そうだ。
その非認知能力と認知能力を包括的に扱い、かつ発達の段階を示したのが「科学が教える子育て成功への道」という本です。
表をご参照頂ければ、現在文科省が必要としている能力にフォーカスされている事が分かり、かつ発達のプロセスは示しされているのが分かります。
「クリエイティブイノベーションが必要だけど、どうやったらその力が出てくるの?」という問いにはなかなか答えられない現状がありましたが、このプロセスには非常に納得感がありました。つまりこの発達のプロセスは各々の能力が垂直には発達しない、まず左から右へそして横が揃ったらレベル2へという段階があるよと。協力がなかなか出来ず、横並びで勝手にやる状態であれば、ひたすら協力する課題を与えてレベル3へ促すっていうのは発達段階を踏まえていない。まずは横をそろえる事を考え手段と目的を考えられるようになるとか、客観的に自己役割を見つめられるという他の力が土台にあって協力ができるようになると。合理的思考にそもそも問題があれば、目的解決という共通のスタートラインに立てず協力関係は生まれにくい。
これまで非認知能力の大切さは言われてきましたがじゃあどのように伸ばし、今どの段階で次はどの目標を目指せばいいというのが科学的に不明瞭でしたが、ここに示されているプロセスをひとつひとつ踏まえ成功への道を具体的に登りたいと思っております。
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