感覚統合ピラミッドの一番最下部にある触覚。プログラム紹介ページでも少し触れましたが触覚過敏があると触覚防衛反応(危険なものから身を守る機能)が働き触れられるのを嫌がり人間関係に問題が起きたり、情緒不安をきたす場合があります。
そんな触覚機能改善(触覚の識別機能を高める)や他者視点に立った自己表現を目指すのがこの「背中を歩くのどなたです?」というゲームです。
(トム・ソーヤではスキルアップのためルールを一部変えています)手番になったら山札を一枚引きます。そこに動物の絵が描かれており、テーブルの上に広げられたカードのどれかと一致します。一致が確認できたら蛇をその動物がいる列に移動します。手番の左隣にいる人は蛇の列から手番の人がどの動物カードを引いたか当てます。どうやって当てるかというと手番の人が左隣にいる人の背中に自分の手や指を使って動物の歩き方を表現するのです。左隣の人はその感触を手掛かりに動物を当てます。当たったらカードをゲット。手番の人もカードをゲットします。一番カードの多い人が勝ちです。
触覚過敏のお子様でもこのゲームは楽しんで行なってくれます。実際に人から触れられるのを嫌がらなくなったというお子様もいます。このゲームを行うと情緒的に非常に落ち着いてきます。更に他者視点に立った表現の練習にもなります。
みんな大好きな「背中を歩くのどなたです」でした。
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