放課後等デイサービスの利用者様は小学生から高校生までと非常に幅広い年齢、発達段階のお子様が利用されます。その中では将来の夢が決まっていて具体的にそのステップを歩み始めているお子様がいます。
その夢に向けて、短期、中期、長期の目標を持って歩みたい、そのようなニーズを持っておられます。そのような比較的長い目標を見据えてスモールステップを作る練習になるのが「ワイナリーの四季」です。これはスキルアップゲームの中でもかなり難しいものになりますが、先日興味のあるお子様に試したところ、非常に楽しく行うことができました。
このゲームはワイナリーを経営するゲームです。勝利するためのポイントを得るにはワインの原料となる葡萄を植え、収穫し、熟成させ、受注を受け、出荷するというステップが必要です。これを効率的に考えることでスモールステップを考える癖をつけます。
例えば軽いゲームであれば勝利へのステップは1-2ぐらいです。
例:カードを引く→出す=ポイント
中程度のゲームであればステップ3-4になります。
カードを得る→収入を得る→更にカードを増やす→目標を達成する=ポイント
ワイナリーの四季のような重めのゲームのステップは5-6以上
葡萄の種カードを得る→種カードを畑に植える→収穫する→熟成しワインにする→受注カードを得る→出荷する
しかもこのステップでやれるとは限りません、一つアクションを参加者同士で取り合いになるので適時計画の変更が求められます。目標を常に念頭に置きつつ(短期記憶・ワーキングメモリの働き)、その時々に最適な選択をする(流動性知性)力が求められます。
大きな夢の達成には不可欠な計画性を養います。
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