トム・ソーヤを開所してスキルアップにアナログゲームを導入した初期のものがこの「ミステリウム」です。その時はキャスト一同汗をかきかき児童をこのゲームの世界に導こうとあの手この手でサポートしていた思い出が蘇ります。クリアした時には子供もキャストも一同に歓声をあげたものでした。
ミステリウムはある館で起きた殺人事件の犯人を参加者全員で当てる協力ゲームです。どうやって見つけるかというと容疑者や凶器や犯行現場といった候補のカードがあるのですが、それを連想できる絵カードを幽霊(殺された霊役)が参加者にヒントカードとして出すのです。そのヒントをもとに正解カードを当ててゆくのです。この連想が様々なモードがあるのです。例えば色彩が似ている、絵のテーマが似ている、写っている物の形が似ている等様々なことが考えられれるのです。それを幽霊役は喋れないので参加者同士で話し合う必要があるのです。
最初にやった時はかなり難しい様子でちょっとゲームレベルが児童にあっていないのかもと思ったのですが、話し合ううちに児童たちの総合知が結集されるようになりました。つまりコミニケーションレベルでいう一番高次であるコラボレーションに近い形をが見られるよになったのです。個人を超えた問題解決をチームで導けるようになってきました。
ミステリウムはコラボレーションという高いレベルの認知が必要なスキルアップゲームですが、キャストのサポートで非常に達成感のあるプログラムになり得ることがわかりました。絵も非常に美しく鑑賞するだけでも心が満たされる感覚があります。
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